
組み込み用途に適した高性能暗号化アルゴリズムを開発したと発表
機器への組み込み用途に適した高性能暗号アルゴリズムとして
実装サイズの小さい「BRUME(ブリュム)」と
高速に処理できる「BROUILLARD(ブルイヤール)」を開発
1995年に同社が開発した共通鍵暗号アルゴリズム「MISTY」のファミリーとして
大小さまざまな機器への搭載に必要な小型化あるいは高速処理能力と、十分な安全性を両立させたという
MISTYとはBRUMEは
三菱電機が開発した秘密鍵型の暗号方式。データを64ビットのブロックに区切って暗号化する。鍵の長さは128ビット。DESなどと同じように、暗号化と復号化に同じプログラムを用い、秘密鍵暗号の多くを効率良く解読してしまう線形解読法や差分解読法に対しても十分な強度を持つように設計されている。
機器認証(相手確認)を目的として組み込むための小型化をすすめた
このためMISTYの約半分の小型化および低消費電力化を実現している
自動車のキーのような小型装置に組み込み、機器認証を行うことができるようになる
BROUILLARDは
映像データの配信を目的として高速処理を実現した
動作周波数3GHzのインテルPentium4プロセッサの場合、約1秒で1ギガバイトのデータ処理をすることが可能である
これはMISTYの約10倍の処理性能

